時効の中断事由となる「請求」とは

以前の投稿で、債権は放っておくと時効で消滅するということを書きました。では、その消滅時効を防ぐにはどうすればよいのでしょう。(法律では「時効の中断」と言います。)
時効の中断事由には、次のようなものがあります。
・請求
・承認
・差押え、仮差押え、仮処分

ここでよく誤解が生じます。
「請求」と書いてあるので、請求書を送り付ければ時効は完成しない、という誤解です。(内容証明郵便等での請求書の送付は、法律上「催告」といい、ここでの「請求」とは区別されます。)

裁判官ここで言う請求とは「裁判上の請求」ですので、主として、訴訟を起こさないと時効の断事由とはなりません。そのほか、民事調停の申立や支払督促の申立も時効の中断事由となります。(訴えが却下されたり、支払督促の取下げたり、調停が不調に終わった場合は、中断の効果は無かったことになります。)