国会

先日行われました、参議院選挙。皆さん投票行かれましたか?

一足遅いですが、今回の参議院選挙の比例選挙制度について解説してみます。
選挙制度について知っている人が周りに少なかったため、今後のためにも記事にしておこうと思います。

今回の参議院選挙では選挙区制+非拘束名簿式比例代表制を採用していました。
このなかでも非拘束名簿式比例代表制は

「非拘束名簿式」「比例代表制」

と二つのキーワードがあってさらに判りにくくなっています。
まずは比例代表制について解説します。

ドント式

いきなり見出しに「ドント式」と書きました。日本の比例代表制はドント式によって議席配分を行っています。

上の図は、ドント式の計算表です。赤の点線で囲った数字は、

投票用紙に書かれた政党名または候補者名の合計得票数です。

例えば、「自民党」と書いても「自民党の候補者名」を書いても自民党の得票になるしくみです。

つぎに議席を配分してみます。

ドント式では各党の得票数を整数で割っていき、その上位の数字を持っている党が議席を獲得していきます。(上の図では得票数をA列の数字で割っています)

今回は比例区の改選議席は48議席ですので、上の図では数字の多い順に48箇所黄色で色をつけました。

すると、

自民党 18議席
公明党 7議席
民主党 7議席
維新  6議席
共産党 5議席
みんな 4議席
社民党 1議席

という結果になりました。

これが比例区の議席配分のやり方です。

「じゃあ、比例区では政党名でも候補者でもどっちでもいいんだったら、分かりにくいから政党名だけでいいじゃないか?」と思うかもしれませんが、ここから非拘束名簿式について解説します。

非拘束名簿式

非拘束名簿式とはその名のとおり名簿の順番が決まっていません。
対して拘束名簿式とは名簿の順番が決まっています。

拘束名簿式から先に説明すると、例えば拘束名簿式の比例区で10議席獲得すると、名簿の1番目から10番目の候補者が当選します。(衆議院選挙では拘束名簿式を採用しています。)

これに対し非拘束名簿式の順番は比例区の投票用紙に「候補者名」で投票された数が多いほど名簿の上位に記載されます。

ですから党の獲得議席数が概ね決まっても、当確が出るのが深夜だったりすることがあります。

テレビでは政局がらみの話題が多くて、こういう制度を説明している番組があまり目につきませんでした。(見てないだけかもしれませんが…)
選挙について子供に聞かれても答えられるようにしておきたいですね。